とうもろこしのプロフィール
とうもろこしの歴史
とうもろこしは、米や麦と並ぶ主要穀物のひとつで、青果用や加工用などいくつかの種類に分類されます。
とうもろこしは、他のイネ科穀物と違い、祖先にあたる野生のとうもろこしが見つかっていないため原産地と起源がわかっていません。しかし、様々な調査をしていく中で原産地は、メキシコ、グアテマラだと言われています。
日本には1579年ポルトガル人から長崎または四国にフリントコーン(硬粒種)が伝わりました。当時は南蛮船が運んで来たことから、「ナンバンキビ」と呼ばれ九州や四国の山間部で栽培が始まりました。
■とうもろこしの概要
とうもろこしの部位の名称と役割
1.穎果(えいか)または子実
穎果とは、一見すると種子のように見えるイネ科植物特有の果実のこと。薄くてかたい果皮の中に一つの種子が包まれています。
2.絹糸(きんし)または雄しべ
とうもろこしのひげは種子とつながっています。ひげの数だけとうもろこしの粒があるわけです。ひげの部分は、乾燥させてお茶を作ったり、天ぷらにしたりと食用にも向いています。
3.包葉(ほうえい)
とうもろこし全体を包んでいる緑色の葉のこと。新鮮で食べごろなとうもろこしほど濃い緑色をしています。
■栄養と効能について
現在栽培されているブロッコリーの品種は「ピクセル」という早生種です。
播種から75日~90日で、収穫できる状態にまで成長します。
主な栄養成分は、炭水化物、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、食物繊維などです。
胚芽の部分について見てみますと、ビタミンB1・B2・Eなどのビタミン類のミネラルを含み、たんぱく質を構成するアミノ酸には、疲労回復効果が高いことで知られるアスパラギン酸、脳の機能を活性化させるグルタミン酸、免疫機能を向上させるアラニンを含んでいます。
また、粒皮の部分には、食物繊維が多く含まれています。
このように、とうもろこしは栄養効果が高いことがわかります。
スイートコーン出荷までの流れ
トウモロコシは、日当たりと水はけのよい場所であることと、肥料をたくさん与えている畑に作るのがいいと言われています。
完熟堆肥を多く投入し、深く耕します。
種は発芽率のよい新しいものを用います。
株間30cm、条間50~60cmの2条まきとし、1ヶ所に3粒ずつ、深さ3cmくらいに播種。
苗の草丈が15㎝で本葉が4枚になった頃に、育ちのよい株を1本だけ残して他の苗をハサミなどで株もとから切り取ります。
また、欠株部には、育苗しておいた苗を補植します。
芽適温は25℃~30℃で、7~40℃の範囲で発芽します。発芽までの日数は温度条件で異なり、低すぎると発芽日数が長く発芽率が低くなり、高すぎると種子の腐敗率が高くなります。
生育適温は30~40℃で、4℃以下、48℃以上で生育は停止します。ハウスやトンネルで栽培する早出し作型では日平均気温22~30℃が適温で35℃以上になると高温障害が発生しやすいです。出穂前後の1か月は平均気温
22~24℃が適当です。
通常雌穂は、1株に2~3本できます。
絹糸が見え始めたころ、一番大きく育つ最上部の雌穂を1本だけ残して、他の実は全部切り取ってしまいます。
収穫適期は短く、早すぎても遅すぎても品質が劣ります。
目安は、絹糸が出た後20~25日後で、絹糸が黒褐色に変化したものを収穫します。
収穫時刻は、気温が低く水分の多い早朝で、鮮度保持に適しているからです。
苞葉が7~8枚付いた状態で雌穂基部を切りつめ重量別に分けます。。
先端や途中に実がない部分(不稔)が無いかを川を剥かずに触感だけで選別していきます。
とうもろこしは、鮮度が命です。採取した瞬間から甘さも落ちていきます。
それは、酵素が働いて糖を分解しているからです。当社では、その酵素の働きを抑えるために氷を詰め低温を保ち美味なスイートコーンをお届けしています。(氷詰めは、県内唯一です。)
スイートコーンは、全て契約業者を介して北海道の大手スーパーに出荷します。
北海道では、スイートコーンは定番、大手スーパーの基準は高いので、品質管理には十分配慮して出荷しています。